いつもありがとうございます。バンブーロールよりお知らせです。
2022年12月1日よりバンブーロールは3層から2層へと仕様を変更いたします。
ご愛用いただいている皆さまからのご意見もたくさんいただいた上で今回の決定をいたしましたので、以下に切り替えることになった経緯を記載いたします。
なお、定期便をご注文のお客様は、今ある3層の発送がすベて終わりましたら、次の配送より2層商品へと順次切り替わります。一斉切り替えは3層を廃棄することに繋がるため、このような手法での切り替えを選択しました。皆さまの定期便のタイミングにより異なりますことをご了承ください。
3層から2層への仕様変更の理由
①利便性かエシカルかをもう一度検証しました
バンブーロールをつくった2年前、2層は日本のウォシュレット環境で、濡れたお尻を拭くと「頼りない」「不安」と言った声もあり、柔らかくもある程度の強度は必要であること、そして3層であれば、逆にミシン目を使って使う量が減るだろう、と考え3層を選びました。
しかしながら、3層であることは、1シートですでに3枚分。シングルであれば1シート1枚。資源の枯渇を考えた時、3Rにおいて、リサイクル、リユースよりまずは「リデュース」がいちばん。私たちもそう思っています。
その観点に立ち返った時、実はこの3層の私たちの選択は、使いやすさ、便利さ、を優先したものであったように思い、ここに矛盾を感じていたのも事実です。リデュースを確実に遂行するとしたら、やはり枚数を減らす必要があるのではないか?と考えました。
そこで、今回はより「リデュース」を加速するため、2層に切り替える決断をしました(ここでシングルを選べなかったのは、竹のトイレットペーパーの1枚の薄さです)。
②つかう皆さんの責任に委ねすぎてはいないか?
上の使う量問題とも繋がりますが、3層だからといって、ミシン目で切って節約しながらつかう人ばかりではありません。ガラガラガラガラと、シングル同様に手に巻きつけて使ったら・・・。私の知り合いは、友人が複数人泊まった時にひと晩で1ロールなくなったと言っていました。またお子さまには難しいという意見もありました。
また一方で、シングルのトイレットペーパーと同じように使い続けると、詰まる可能性があるという指摘も受けて、使い方指南も行っていました。
https://bambooroll.jp/blogs/faq/how-to-use
バンブーロールは、水洗トイレで使うためのほぐれやすさのJIS規格をクリアしています。しかしながら、日本ではトイレットペーパーの溶けやすさの技術革新と共に節水型トイレがどんどん増えているという現状があります(とりわけオフィス)。使い方によっては詰まるというケースがあり、私たちのもとにも数件報告が届いていました。これを放置していいのか?これもひとつの改定理由です。
「3層だから、ミシン目で切って節約して使ってね」
これはつかう責任に委ねすぎている。私たちつくるメーカー側が果たせる責任を果たすべきだと思いまして、より2022年の日本のトイレにやさしいトイレットペーパーとなるために2層への変更を決めました。
もちろん、2層になったから使い心地が頼りないと、ガラガラしてはいっしょなのですが、少なくとも、お子さま、ゲストのご友人が無意識に多く使用してしまうのは食い止められるはずです。
この2点が今回の改定の背景です。
ちなみに3層は330枚×3=990シートでした。2層になったら、500枚×2=1000シートになり、ほんのちょっとだけお得になっています。
いま定期便をしてくださっている皆さんが、もしも2層になっても継続してみよう、と思ってくださったら、ぜひチャレンジしてほしいことがあります。
今まで同様のミシン目の数で切って使用してみてください。
そうすると結果的に、随分とリデュースになり、1箱が長持ちするはずです。お財布にも多少ですがやさしくなると思います。
なお、シート数が増えているため、今回は価格の改定はありません。定期便、お試し共に据え置きとなります。
バンブーロールを引き続きどうぞよろしくお願いいたします。